はじめに
ようやく寒さが和らいで、春の訪れを感じられる時期になってきましたね。
今年の冬は寒さも厳しく、雪も多かったようです。
しかし、そんな冬もまもなく終わり、ふと吹く風に春の息吹を感じ始めました。
もうすぐお彼岸。
お彼岸過ぎると次の季節って気持ちになるよ♪
お彼岸とは
「春分の日」と「秋分の日」を中日として前後3日間の7日間がお彼岸となります。
春分、秋分の日は毎年変わります。
2022年の春の彼岸のお中日は3月21日(月)祝日ですので、3月18日~3月24日の期間となります。
秋のお彼岸のお中日は9月23日(金)祝日ですので、 9月20日(火)から9月26日(月)までとなります。
お彼岸はご先祖様を敬い、亡くなった方を偲ぶ日ですので、供養のためにお墓参りをします。
そして、、、
お彼岸にはぼたもち・おはぎを食べる風習があるよね
「棚からぼたもち」との言葉があるとおり、古くからぼたもちはなじみのあるお菓子です。
でも最近は、ぼたもちよりおはぎの方が和菓子店ではよく売っているような気がします。
そこで、うぇいくが説明するよ!

ぼたもちとおはぎの違いは?
同じあんこでお米を包んだ和菓子です。
何が違うかというと季節によって呼び名が変わるだけなんですよ。
地域によっては多少違いがあるようですが、基本的には同じ和菓子として売られています。
ぼたもちとは
ぼたもちは漢字で書くと牡丹餅。
つまり、牡丹の花の咲く春に食べられるものなので、ぼたもちと呼んでいます。
いつもお彼岸になるとぼたもちをくれるおばあちゃんがいるんだよ♪
おはぎとは
おはぎは漢字で書くとお萩。
萩の花が咲く秋に食べられるものとして、お萩と呼んでいます。
どちらも材料はあんことお米で同じものだよね
夏は夜船(よふね)とも呼びます。
お餅と違って、お米をぺったんぺたんとつかないから、「いつ、つい(着い)たのかがわからない夜の船」とかけて、「夜船」と読んでいるようですね。
冬は北窓(きたまど)と呼びます。
こちらも「米をつくところが見えない→冬の月(つき)が北窓からは見えない(北窓からは月がみることができない)」のが由来です。
夜船・北窓の呼び名は今回初めて知りました!
言葉遊びが楽しいですね
おわりに
ぼたもちもおはぎも、夜船も北窓も同じ和菓子のことでした♪
季節で名前が変わるなんて、とても面白い和菓子です。
春と秋に豊作のお祈りをするためにお供えしたぼたもちとおはぎ。
魔除けの意味合いもあり、お彼岸に食べるようになりました。
あずきの旬は10月~2月頃なので、秋(おはぎ)は新鮮な粒の旨味を生かしてつぶあんで、春(ぼたもち)はこしあんにしているところもあるようですね。
今は原材料も通年確保できるようになり、おはぎという名前で統一されてきているようです。
春のお彼岸には、ぼたもちをいただきましょ♪
フランスのお米のデザート♪