はじめに
LINEお友達追加で10万円プレゼントってコメントを見て登録してみたの。稼ぐ力を身に着けたら人生激変って!
りおれちゃん。それ、後ろ髪のアイコンじゃ無かった? 登録したの?
そしたら「うちの会社のネットショップシステムなら在宅のまま簡単に毎月30万円は楽に稼げる」って連絡がきて。
気になって資料請求してみて、内容が良さげだったから登録料100万円で契約しちゃったの。でもやっぱり辞めたい。
あらら~
だから、すぐなんとかして!!!
はいっ!
ドロップシッピングや情報商材でのトラブル
「誰でも簡単に稼げる」「必ず儲かる」そんな話につい興味を持ってしまった、りおれちゃん。
当社独自の仕入先から購入すれば安く仕入れたら、ショップ開設の初期費用だけで儲かるよ!
在庫不要だから損することはないよ!
サポートやSEO対策などコンサルまでばっちりするよ!
そんな甘い言葉に誘われて、ついサポートプランを契約しちゃったみたい。
これは、在庫を持たずに販売できるドロップシッピングと呼ばれる商法ですが、「ネットショップを開設して顧客の対応と仕入だけをしたら、あとは簡単に稼げる」という甘い言葉につい契約してしまう事例が多く見られます。
情報商材や無料セミナーなどから勧誘されることも多いようですね。
~中略~
2009年に入り「在庫を持たずに簡単に儲かる」などとの触れ込みで一般人をユーザに勧誘し、ネットショップを開店させて、初期費用等の名目でユーザから金銭(1ユーザにつき数十~数百万円程度)を徴収する業者が複数現れている。中には初期費用を払ってサイトを開設したにも関わらず商品の注文があっても「在庫がない」などとして商品を発送しない業者もおり、実際にはユーザ側は当初の触れ込みどおりに儲かることが非常に少ないためいわゆる「内職商法」などと同じ悪徳商法の一つではないかとしてマスメディアでも問題点が取り上げられ始めている[1]。また国民生活センター等への相談も急増しており[2]、一部では集団訴訟に発展するケースも見られる[3]。
2012年3月には詐欺容疑で初の逮捕者が出た[4][5]。
冷静に考えてみれば、簡単に儲かる話なんてないよね。
でも、オンラインセミナーなどで説明されると、「それ、いいかも!」なんて思ってしまいます。
一晩経ってふと、(儲かるわけないよね)って思い直して業者に対して解約を申し出るんだけど、「契約解除はできない」って一点張り。
そんな時はクーリングオフ
クーリングオフって何?
一定の契約に限り、一定期間、説明不要の無条件で申し込みの撤回または契約を解除できる法制度である。
クーリングオフ - Wikipediaより引用
契約を一方的に解除できる消費者保護のための制度なんだよ。
訪問販売や電話勧誘などによる購入はクーリングオフ期間は8日間ですが、
連鎖販売取引👈マルチ商法等
業務提供誘引販売取引👈ドロップシッピング等
に関しては20日間のクーリングオフ期間が設けられています。
さらに法定書面(定められた重要な事項を記載した書面)の交付が無い場合や、クーリングオフに関する条項がない場合、クーリングオフの1日目が始まらないため、8日間(業務提供誘引取引・連鎖販売取引の場合は20日間)を経過してしまっていてもクーリングオフが可能となります。
特定商取引法第五十八条(業務提供誘引販売契約の解除)
とっても分かりやすい特商法のサイト♪
www.no-trouble.caa.go.jp
次は実際の内容証明郵便の発送方法を記します。
e内容証明で契約解除を通知する
早速契約解除をするために内容証明郵便を発送するよ!
契約解除ならハガキでも良いけれど、相手が受け取ってない!って言われることもあるから、念のため内容証明+配達証明で送付するね。
窓口だと用意するものが多くなるから、Webでいつでも簡単に発送できる電子内容証明(e内容証明)がおすすめ!
e内容証明手続きを行う
郵便局のウェブサイトへいきます。
webyubin.jpi.post.japanpost.jp
e内容証明で発送できるひな形が下記リンク先にあるから、このWordファイルをダウンロードして、文章をつくると楽なんだよ。
(差込差出しも可能です。)
e内容証明(電子内容証明)操作説明書・文書ファイル雛形 - 日本郵便
会員登録をして、「e内容証明」会員専用メニューから手続ができます。
一人(一社)だけ送る場合は、かんたん差出しとなります。
内容証明のWord文書を「ファイルの選択」からアップロードできます。
(クーリングオフの文章は、「クーリングオフ・ひな形」と検索してみてね♪)
差出人の氏名、住所を登録します。(自分の住所・氏名を登録)
内容証明郵便本文に差出人の住所・氏名が無い場合は、差出人の氏名、住所を自動挿入は「する」にします。
しかし、本文に記載があっても「する」で良いと思います。
次は受取人の情報を入力します。
受取人の氏名、住所を自動挿入を「する」にします。
配達証明が必要であれば、「受取人の正本に「配達証明」を付与」を「する」にします。
「配達証明」とは受取人に確実に届けられたことを郵便局が証明してくれるんだよ。届いていないっていう言い逃れされないようにする手段なんだ。
登録内容を確認します。
自分や受取人の名前や住所に間違いが無いか、
配達証明や速達、進展など必要なオプションに漏れがないかを確認できます。
今まで入力した情報を元にデータを作成してくれるから、しばらく待ってね。
赤い「確認」ボタンを押すと、実際に郵送される文章を確認することができます。
ブラウザでもPDFファイルでも確認ができます(ブラウザでの確認推奨)
確認すると「済」マークがつきます。
下記の画面で文章の最終チェックをします。
問題が無ければ、「確認済」ボタンを押します。気になる箇所があれば「戻る」ボタンを。
購入金額が確認できます。
これで、追跡番号が表示されて、同一の文書が差出人、受取人へ郵送されます。
今回は配達証明もオプションでつけたので、しばらくすると郵便局から受取人が実際に受け取った日が記入されたハガキ(配達証明)が、差出人の元へと配達されます。
- 郵便料金 84円
- 郵便料:文書1枚目 +15円
- 証明料:文書1枚目 +382円
- 謄本送付料金 +304円
- 一般書留料金 +435円
ここまでが基本料金の1,220円となります。
【オプション】 - 配達証明 +320円
- 速達 +260円
e内容証明に関する料金等は▼からどうぞ。
e内容証明(電子内容証明) - 日本郵便
おわりに
差出人が保管用の謄本、受取人に送付する正本(+郵便局か保管する謄本)を発送する必要があるので、
郵便局の窓口だと全く同じ文書を3通用意する必要があるんだよ。
さらに封筒の準備や、局員さんによる目視チェックもあって時間がかかるんだ。
e内容証明だとパソコン上で済むため、
発送手続きがとてもスムーズで便利なんだよ。
特商法・クーリングオフについては下記のサイトを参考にしてみて下さいね。
りおれちゃん、クーリングオフはうまくいったかな?
無事口座へ返金されたよ!
よかった♪
色々なトラブルが掲載されているので、参考にどうぞ♪
www.kokusen.go.jp